★愛知県・西三河エリア
◉西尾市・3
●はとや(みそぱーく)
創業は文久元年(1861)だそうです。
体験イベントを開催するなど、
地域の活性化に努めておられる様子でした。
・味噌蔵
岡崎の八丁味噌と同じ作り方です。
こういう事もやった時があったのね・・・
それにしても3時間で建てられて台風にも強いって、ミゼットハウスすごいな
●旧岩瀬文庫関連施設(現・西尾市岩瀬文庫)
西尾市岩瀬文庫は、明治41年に西尾市須田町の実業家である岩瀬弥助が、
本を通した社会貢献を志して創設した私立図書館として誕生した。
戦後に西尾市の施設となり、平成15年に日本初の「古書の博物館」としてリニューアル 。
平成19年に登録博物館となり、創立100周年を迎えたそうです。
図書館と博物館を兼ねる施設は全国でも珍しいと聞きました。
重要文化財をふくむ古典籍から近代の実用書まで、幅広い分野と時代の蔵書約8万冊を保存・公開。
日本の本の長い歴史や豊かな文化について体験しながら学べるユニークな展示を行なっているとのこと。
手前にあるのは新館。
①旧書庫
国登録有形文化財
大正8年(1919)頃建築
設計:西原建設工務所
外壁の表面には煉瓦の小口積みに似せた素焼きタイルを貼っている。
タイルは常滑の陶栄株式会社製造のもの。
以後、平成14年12月までの約80年間、岩瀬文庫の蔵書は、この旧書庫の中で大切に守られてきた。
日本の瓦屋根と洋風の入口上部の装飾や石造りの窓台などが独特な雰囲気。
煉瓦造りの外壁と窓の鉄扉は外からの火を防ぎ、
漆喰塗りの厚い壁は季節や昼夜による外気の急激な温度変化を遮断。
内部の書架は、さまざまな蔵書の大きさや形態にあわせ、幅や奥行き、棚の高さを変えたオーダーメイド品で、湿気がこもらないように書架は板を貼らず、床もすのこ状になっていた。
地上3階部分に は蔵書、地下1階には新聞・雑誌・岩瀬文庫や岩瀬弥助ゆかりの品々が収められていた。
現在は新書庫が造られて、書庫としては使われていないそうです。
②児童館 (現・西尾市立図書館おもちゃ館)
国登録有形文化財
大正14年(1925)頃建築
木造平屋建ての小規模な洋風建築で、外壁は下見板貼り。
内壁はモルタル塗りで、腰壁部分に歴代西尾城主の家紋入り
●西尾劇場(営業終了)
西尾駅側
名鉄西尾駅を降り立って町を見渡すと、デーンと大きな屋根が見えた。
『西尾劇場』の裏側だった。
錆びた背中が古さを物語っている。
正面に回ってみたら、なんというのか、
パンドラの箱を開けてみたくなる感じ・・・
関西歌舞伎の十三代目片岡仁左衛門のこけら落としで芝居小屋としてスタートを切る。
※岡崎の「龍城」といったら、以前の記事に書いた板屋町にあった花街ですよね。
こんな劇場もあったんだ・・・
映画興行を始めたのは昭和21~26年のGHQの管制下に置かれていた時からで、
進駐軍の命令によってハリウッド映画専門に上映していたのだとか。
スクリーン前に、回り舞台や、舞台下には楽屋が残っているそうです。
そういや、移築前の地「岡崎の龍城」って花街だった所でした。納得。
西尾市は大きな企業や工場を誘地していなかったので、人口が増えて開発される事がなく、おかげで昔の街並が残っていた。
劇場前にパンフレットが貼ってあり、当時の様子が覗えた。
Webで同じ物を見つけたので添付させていただきました。
このような建物でしたが、2013年で閉館してしまったそうです。
何代めかの若者が頑張っていたようでしたが、
シネコン時代になって、経営は難しかったのかも。
この建物はどうなったか?解体するにも費用がかかりそうだな・・・
各地で、たま〜に、戦前から営業を続けている映画館を見かけて、
可能なら中に入らせてもらって写真を撮ってきますが、
個人で頑張るのも限界がある、地域全体で支えなければダメだろうなと感じます。
詳しくは、映画館専門HP「港町キネマ通り」で、ご覧ください。
こちらのHPも面白いですよ。
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